[最終更新日]2015/07/15
自分のホームページへ見込み客を呼び込むには大きく分けて3つの方法があります。1つはクリック広告と呼ばれるもので、狙ったキーワードで検索された時に目立つ広告枠部分に自分のサイトを表示させて、1回クリックされたらお金を払うタイプの広告です。2つ目はフェイスブックやツイッターといったSNSから自分のサイトに誘導する方法。そして3つ目はSEO対策といって、狙ったキーワードで検索された時に、自分のサイトが上位に表示されるように対策をする方法です。
それぞれメリットとデメリットがあるので、どれが一番良いとは言えませんが、当社では3番目のSEO対策による集客をお勧めしています。
SEO対策にはサイトのプログラム部分で行う「内部対策」と呼ばれるものと、サイトに良質な情報をたくさん載せる「コンテンツSEO」の2つの方法を取ります。内部対策は弊社で行うのですが、良質な情報はお客様の知識と経験がなければ書けないものなので、これはお客様に頑張って書いて頂くしかありません。
今回は整骨院や接骨院を例に挙げて、どのような情報を、どのように書いていけばよいかを判りやすくご説明したいと思います。
目 次
何故、良質な記事を書く必要があるのか?
SEOの歴史を簡単にご説明しますと、初期の頃はとにかくキーワードがたくさんあるサイトが高い評価を受けていました。「大阪 整骨院」というキーワードで上位表示させたければ、キーワードをとにかく沢山入れれば良かったのです。その後、他のサイトからのリンク数が多ければ多いほどサイトの評価が高くなるという時代から、サイトのページ数が多ければ多いほど評価が高くなるという時代へと移り変わっていきました。そして2011年11月(日本では2012年7月)に「パンダアップデート」と呼ばれるGoogleのアルゴリズムの変更がありました。この時から「良質な記事」が特に重要視されるようになったのです。
「パンダアップデート」とは
パンダアップデートとは、低品質なサイトの表示順位を下げ、良質なサイトの表示順位を上げることを目的としたGoogleの検索結果を決める基準(計算方法)の一つです。
それまでは、ページを増やして検索エンジンからの評価を高めるために、他のサイトの記事をコピーして自分の記事を書いたり、自動でページを生成する仕組を利用してページ数を増やすような行為が氾濫していました。ページ数の多いサイトが高い評価を受けるので、そういった他人のコピー記事サイトや中身の無いサイトが検索結果の上位に表示されていたのです。
検索エンジンで調べて出てきたサイトが意味の無いサイトだったら、次回はこの検索エンジンは使わないようにしよう、となってしまいますよね。
ユーザーがそういった不満を持たないように、ユーザーにとって価値の低いサイトは掲載順位を下げて、オリジナルで価値のある記事を書いているサイトを上位に表示するような仕組にしたのが「パンダアップデート」と呼ばれる検索基準の大きな変更なのです。
ですから、検索エンジンで上位表示させるためには、ユーザーにとって価値のある情報をサイトに載せなければいけないのです。
良質な記事とは、どのような記事か?
一言で良質な記事と言っても、基準はたくさんあると思います。Googleはその指標として25の項目を挙げています。その中で記事に関する項目をご紹介したいと思います。
- 信頼出来る記事か?
- 専門家または熟知している人物が書いたものか?
- スペルミス、文法ミス、事実に関する誤りはないか?
- 当たり前の事だけではなく、役立つ情報が載っているか?
- オリジナルの記事か?
- この記事は物事の両面をとらえているか?
- 簡単に雑に作成されたものではないか?
- 判りやすい書き方で書かれているか?
- ブックマークしたり、友人と共有したり、友人にすすめたくなるようなページか?
この中でも、「役立つ記事」「オリジナルの記事」「判りやすい記事」の3点は非常に重要です。
つまり、「良質な記事」とは見る側(ユーザー)が本当に求めている情報を、その情報に関する専門家が自分の言葉や考えに基づいて、判りやすく書いた記事と言えます。
良質な記事を、どのように書けば良いか?
「オリジナルの記事」とは、他の記事のコピーではなく、ご自身で書くことなので、疑問は無いと思うのですが、「役立つ情報(記事)」と「判りやすい記事」はどのように書けば良いのでしょうか?
ユーザーにとって役立つ情報とは
ユーザーにとって役立つ情報とは、言い換えれば「沢山検索されているキーワードに関する情報」と言えると思います。そのキーワードに関する疑問ややり方など何か悩みがあるから検索をしているのですから、その悩みれに対する解決方法を書いてあげる事が、「ユーザーにとって役立つ情報」になるのです。
良く調べられているキーワードを調べるには「Google Adwords」のキーワードプランナーを使うのが良いでしょう。
「キーワードプランナー 使い方」と検索すると、丁寧に使い方を説明したサイトがたくさん見つかります。その中でもこちらのサイトが比較的判りやすいと思います。
【SEO対策】Googleキーワードプランナーの使い方|キーワードの選定とSEO対策での活用方法
整骨院関連のワードを調べてみると「整骨院 交通事故」「接骨院 交通事故」「交通事故治療 整骨院」のように交通事故に関するキーワードと一緒に多く検索されていることが判ります。「整骨院」と「交通事故」に関する情報を探している人が多いということです。
ですから「交通事故」というワードを軸にして、「交通事故にあって整骨院に来る人にはどういった症状がよく見られるのか」「整骨院の院長が教える!交通事故にあって最初は痛みを感じなくてもチェックしておくポイント」、といった具合に話題を広げながら複数の記事を書いていくことが、ユーザーにとって役立つ情報を書く事になるのです。
ユーザーにとって判りやすい記事とは
よく見られるのが専門用語を使って説明してしまっている記事です。専門用語はある特定の事象を抽象的に表している単語なので、専門家にとっては非常に使いやすいのです。専門用語を使わずに、一般的な単語で説明しなさい、と言われると何倍、何十倍もの単語を使って説明しなければならなくなるからです。
しかし、どんなに便利な単語でも、見ている人が理解出来なければ、記事を書く意味がありません。面倒だと思っても専門用語は極力使わずに平易な言葉をつかって説明することが大事です。
それと、写真やイラスト、グラフといった画像を交えながら記事を書く事も重要です。いくら平易な文章でも、文字だけで読むのと、画像付きで読むのとでは理解のしやすさが全く違います。あまり画像が多過ぎると逆に読み難くなってしまいますが、適度に画像を入れることで、読んでいる人が記事の内容を理解しやすくなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
現在の検索エンジンは冒頭でもお話しました通り、「情報の質」を重視し、良質な情報を掲載しているサイトを検索結果の上位に表示させる傾向にあります。
良質な情報を発信することは、専門家である、あなたにしか出来ないことなのです。そして、検索エンジン対策と思って書いていても、結果として、そういった良質な記事を書く事は、解決策が判らずに困っている人を助けてあげる事につながるのです。
検索エンジン対策にもなり、結果として人から感謝される、「良質な記事」を書くことに、是非取り組んでみて下さい。
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SEO担当 横関 雅彦
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